関口太郎選手 最終戦バレンシアGPレポート

まずはポルトガルGP を振り返って。ポルトガルでは「もうちょっと無理して走ったら…」という自分と、「落ち着いていこう」という自分が常に戦っていました。体調が良くなって いくにつれて、どんどん欲が出てきてもっと前へという思いが強くなっていくのですが、その反面慎重になってしまう自分もいて思い切りの良い走りができず 18位という結果でした。最終戦こそは思いっきり、100%以上の力で走りきろうと心に決め、スペインへ向かいました。
バレンシア予選1日目は20 番手でした。怪我をかばうことなく走っていた以前のような状態に近づきつつあるものの、まだまだ普通に走るのは難しいです。それでも以前は走ることに集中 していて出来なかったパーツのテストをしたり、サスセッティングを少しずつ煮詰めたりして、決勝に向けての調整を続けました。
予選2日目の午前中、エンジンを慣らしながらペースアップしていった途端にマシントラブルが起こってしまいました。午後の予選にはトラブルも直り、ガンガン攻めて37秒台に入ったものの、 順位は昨日から1つ下がり21番手。思い通り動かない身体を悔やんでも仕方がないので、決勝は今できる最高の走りで攻めようとおもいました。
決 勝は真夏のような暑さでした。スタートから無理矢理プッシュし続け、中盤にはチームメイトのアンドレアに追いつきました。「絶対、抜かしてやる!」と気合 は負けていなかったのですが、ラスト5周目あたりから左足がいうことを聞かなくなってしまい、マシンのホールドができなくなってしまいました。結局抜くこ とはできずに16位でゴール。
ポイントをゲットすることはできませんでしたが、今持っている自分の力を120% 出し切ったレースがやっとできました。もちろん身体が完全だったら…とヘレスでの転倒を何度も悔やみました。怪我をしてしまった自分に本当に悔しくて、 「もう来年は走れないのかなぁ」と落ち込んだこともあったけど、本当にたくさんの方々からの熱い応援のお陰で、シーズン最後まで走りきることができまし た。本当にありがとうございました。まだ来シーズンは白紙ですが、数チームと交渉中です。早く本来の身体で走りたい、 絶対に来季は完璧に治してリベンジします!
シーズンオフは少しでも良くなるようにリハビリとトレーニングを毎日頑張ります。


