SOXグループが本格サポート!関口太郎選手レースレポートin2008全日本筑波
勝負の行方は…
2001年に全日本GP250のチャンピオンを獲得、ヨーロッパ選手権を経て2007年までMotoGPを5シーズン戦い抜いてきた関口太郎選手。今年からはゼッケン32をつけMFJ全日本ロードレース選手権GP250に戦いの場を移している関口選手の、国内レース復帰第2戦となる5月10・11日に行われた筑波サーキットでの戦いをお届けしよう。
オープニングラップで転倒リタイヤという結果に終わってしまった、全日本復帰第1戦のツインリンクもてぎに続いて行われた2戦目の筑波。筑波サーキットでの関口選手の戦いのキーワードは、天候となっていた。
5月10日に行われた予選当日は、雨模様のウェットコンディション。このコンディションなら旋回性能が優れているといわれる関口選手の駆るTZ250に対し、パワーで優るといわれているRS250Rとの性能差が縮まりライダーのスキル勝負となる。その予想通りに、ウェット状態でのスキルに優るベテランの関口選手が、2位に対し1秒弱の差をつけてのトップタイム。全日本復帰第2戦目にして、ポールポジションを獲得することとなった。
そしてポールシッターとして迎えた決勝当日のウォーミングラン。この時点でもコースはウェット状態で、関口選手もレインタイヤを装着してコースイン。予選同様、トップタイムでウォーミングアップランを終了することになった。このままウェットでいってくれれば……。チーム・関係者の想いとは逆に、天気予報は午後の決勝に向かって回復傾向となっていた。
当日のGP250の決勝スケジュールは、全レースの最後。刻々と変化する天候状況に心中は穏やかではなかったのだろうが、それでも待機するピットに訪れるファンの方々に笑顔で対応する関口選手。こういった人柄も、関口選手の魅力なのだろう。
その間も次々に決勝レースが行われていくが、コースコンディションと天候は目まぐるしく変化し、パドックでもあわただしい作業が続いていく。
今シーズン、数年に渡り関口選手のサポートを続けてきたSOXグループは毎レースごとに応援というカタチでHenkelプラスミュー(Team TARO)にメカニックの派遣を行っている。今回チームに合流したSOX中野店の岡田メカニックも、ピットの中で作業のサポートを行う。その作業を見守る関口選手。
そして、いよいよ訪れた決勝。この時点、だいぶ空は明るくなってきたが、それでも時折小雨が混じる状況。チームもどんな状況にも対応できるように、スリック2セット、レイン1セット1/2、カットスリック1セットという計9本ものタイヤをピットに持ち込む。
この全てのタイヤに決勝直前までウォーマーがかけられていたが、決勝グリッドの最前列に並んだ関口選手のマシンに装着されていたのはスリック。「5256」そう、チーム・関係者の想いとは逆にドライコンディションでの決勝となったのだ。
トップグリットの周りには取材陣があつまり、本人も笑顔を見せるなど、スタート前は意外にリラックスした様子を見せていた関口選手。そして、レッドシグナル。
好スタートを見せた関口選手は、トップのまま1コーナーに向かう。が、ペースが上がらずその後7位まで後退してしまう。それでも10ラップ目では6位、12ラップ目には5位とポジションをあげ3位争いの中に食い込んでいく。
その後TZ250に乗る及川選手と、コーナーに進入するたびにマシンが触れるほどのテールトゥノーズの激しい戦いを10ラップ以上も繰り広げ観客を沸かせたが、そのまま5位でフィニッシュ。
残念ながら、今回は表彰台にはとどかなかった。
まだ全日本復帰2戦目。今後セッティングを煮詰め、残り4戦も熱い戦いを見せてくれるはずなので、この記事を見ているみなさんもサーキットに足を運んで関口選手を応援して欲しいと思っている。では最後に、筑波での2戦目を終えた関口選手のコメントを紹介しておこう。
「土曜日の雨の予選では、2位に1秒近く差を付けてのポールポジション。そして決勝でも!と気合が入っていただけに、決勝の5位と言うのは、本当に悔しかったです。スタート直後から序盤は、ペースを上げることが全くできず、一気に順位を落としてしまいました。一時は7位まで順位をおとしましたが、中盤に差し掛かるとペースも良くなりだし、3位争いに追い付きました。しかし、終盤に差し掛かると、そのペースを維持するのが難しくなり、結局そのまま5位でチェッカーとなってしまいました。悔しい結果でしたが、収穫のあるレースでもありました。次のレースに向け全力で頑張って行きますので、今後とも応援よろしくお願いいたします。」


